2007年度 京大・阪大・神戸大 入試問題研究会 (駿台予備学校)
2007年3月22日実施
京都大学2007前期
大阪大学2007前期
- 全般:つながり・対比重視の内容が多い。
- 多義語に注意:life, endなど
- 語彙力:差がついた単語 perspective, auxiliary, unsettling
- 英作文:日本語を少しパラフレーズすれば、定型表現に近づくものが多い。
神戸大学2007前期
- 知識面で差がついた部分:priest, thereafter, child neglect, remains(名詞), reunion, end(目的), innovation, steady stream, only ifとif onlyの違い, by(までには), dominate, own(動詞), patent
- 知識として知っていることが前提となる。その上で文脈の中で意味が正しく理解できているかどうかで差がつく。選択問題では、ほとんど差がついていない。
- 自由英作文:早期英語教育についての一般論に終わっている答案が大半。筆者の意見にまで踏み込んでいれば、アドバンテージとなりうる(50語では難しいか?)
全体の印象
- 京大は、英語運用能力以上に、1)あえて難解な語を試験中に用いて、その意味を文中で推測させる能力と、2)抽象的な文内容を具体的にイメージできる能力を求めている。単なる英語運用能力だけでは不足する印象。
- 阪大は、京大と神戸大のちょうど中間的な問題。英語運用能力をしっかり身につけておけば、対応できる。
- 神戸大は、基礎的な英語力を身につけておけば(市販の定番の問題集を、繰り返しやっておけば)対応できる。