Teaching Journal

Description

UNICORN English Course II, Lesson 8 Nelson Mandela, Part 3
以下はI先生による2年4組授業見学をしていただいた感想とそれに対するコメント

Time Table

6月22日実施のものと同じなので省略。

Comments from I先生

  1. 全員を立たせ、座ることを目標にして、うまく各activityを活発にしている。
  2. 単語の習得・音読に重点を置いている。
  3. New Wordsを、最初から意味を与えてしまうのはよい方法だろうか?多分時間の節約だと思うが。
  4. まったくテープを聞かせず、model readingもないのに、またスラッシュを入れる場所を言わないのにS同士で音読しあうのは、どんなものだろうか?正しい発音・切れ目、ということで。
  5. 音読中心というのはよくわかるが、逆に読んで内容を味わっているだろうか?ここではたとえば、Mandelaの突き上げるような喜びが味わえただろうか。a huge sea ofというのは、バルコニーから下を見ると、まるで巨大な海のように見えたからだと思うが、そういう点まで言及してはどうだろうか。
  6. 前項に関連し、各文が、ただぶっ切られたみたいで、各文のつながりをもっと大事にしたほうがよいかも

Responses to the comments

  1. そのとおり。
  2. そのとおり。
  3. そのとおり。時間の節約のため。80パーセント以上の生徒が予習習慣を身につけている現状で、いちいち単語の意味を全部聞くのは無意味。単語そのものの意味を聞くのはごく一部にして、むしろ発音や派生語、語源などを聞いたほうが、単語力が向上すると思っている。こちらが単語の意味を言うことで生み出される時間を他の活動に当てたほうが、学習効率が上がると考える。
  4. テープを聞かせることで、1)いきなりネイティブの音を聞かせて音読への姿勢が減退すること、2)学習姿勢が受身になること、の2点を恐れている。日本人教師が恐れずに発音を聞かせることで、生徒も積極的に音読するのだと思っている。ネイティブの発音は、review用に用いることにしている。導入活動としてモデルリーディングを聞かせないのは、予習が定着しており、生徒のニーズも著しく低いから(生徒アンケート結果による)。まず、生徒に読ませて、自ら間違いや読めない単語を発見させてから、聞かせた方が学習効果が高いと考えている。そのために、1)生徒が読む→2)教師がモデルとして読む→3)生徒が再び読む という3段階を経るようにしている。
  5. この点は、指摘のとおり。1時間の中になにを盛り込むか、という議論になる。さまざまな活動を入れるほど、内容を味わう時間は減る。内容に入れ込むと、触れられる言語材料の量、および言語知識の習得にかけられる時間が減る。どちらを大事だと思うかは、教師の指導方針によると思う。
  6. この点も指摘のとおり。ただ、各文のつながりを大切にするあまり、文法や構文解析に時間のとりすぎることを恐れている。以下、5の内容と同じ。